事業内容

1. 山林管理

西粟倉村の進める「百年の森林づくり事業」について、株式会社百森は村内2600haを超える山林の管理を行っています。山主さんとの連絡や交渉、山林の調査や作業道の設計、間伐等施業の発注および検査、補助金申請などが主な業務です。 

林業は一定の面積をまとめて施工しなければ作業効率が悪くなり、作業道も急傾斜とってしまうため危険も増します。しかし、西粟倉の山林は(多くの日本の山林と同じように)細かく所有者が分かれています。そこで、まずは山主さんに10年間の長期施業管理委託契約を結んでもらい、集約化していくことから山林管理は始まります。

西粟倉の山林は8割が人工林。村内に330万本あるスギ・ヒノキは「孫の代には財産になる」そう信じて誰かが1本1本植えたものです。いわば、針葉樹の畑。間引くなどの手入れをすることで、はじめて工業製品としての価値がつきます。株式会社百森は、集約化された山林について、どこをいつどのように整備するべきか、状況を調査し、計画・設計を行います。

株式会社百森は、林業機械を所持しておらず、自前で間伐等を行なうことはほとんどありません。基本的に施工は村内の事業体に発注します。山主さんから預かった山林をより価値の高い山に仕立てるため、百森は施業状況の監督・検査を行なっており、事業体と協力しながら手入れを進めています。基本的な施工仕様書はオンラインでもご覧いただけます

2. 山林活用

西粟倉の山林、ひいては日本の山林が「スギやヒノキなどの畑」としてだけではなく、より多くの価値を最大限発揮できるよう、様々な実験を繰り返しています。今後は、いろいろな方が山林で活動できるよう、規約や利用料、近隣の方への配慮、環境への負荷などを整理した上で、森に触れたい方を、適した舞台へと案内することを目指していきます。

実は村民でも、特に若い層は森にふれられる機会は多くありません。森に入ってみたいと思っても、森で何をしたらいいか分からない方が多くいる中で、様々な遊びを試しています。「こんなことしてみたい!」というアイデアがある方、ぜひ西粟倉村でやってみませんか?

またアクティビティも提供しています。2泊3日のチェーンソーLOGGINGツアーでは自分の手で1から伐倒を行います。自分の何倍もの大きさの木を倒す瞬間は迫力満点。ご希望の日程に合わせての開催も可能ですので、興味がある方はぜひご連絡ください◎

3. ツール・サービス開発

私達はより生産性の高く、効率的な森林管理を日々追い求めています。その中で、林業専用日報サービス「Wooday」やKintoneを用いた山主情報管理システムの組み上げ、ツールの販売やコンサルティングを実施しています。また、Redmineなど他業種のツールも積極的に活用しています。

4. MFA救急

MFA(メディック・ファーストエイド)は救急医療の先進国、アメリカで誕生した一般市民レベルの応急救護の手当の訓練プログラムです。CPR(心肺蘇生法)やAEDの使い方、応急手当の方法などをじっくり学ぶことができます。詳細はMFAのホームページをご覧ください。

▼開催コース
チャイルドケアプラス
乳児~成人のCPR、AED、応急手当。7h
ケアプラス
乳児~成人のCPR、AED。4h
血液感染性病原体講座
血液由来の病原体に関する知識と予防対策。2.5h

▼開催・お見積について
受講をご希望の方は下記メールアドレスまでお問い合わせください。
info@hyakumori.com 

6. 書店

森林活用の一貫として、書店を始めます